【ネタバレなし】塩の街 あらすじ・感想・口コミ

インドア

「図書館戦争」や「三匹のおっさん」などの有川浩先生の処女作なんだにゃ!

あらすじ

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。

塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。

その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。

「世界とは、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。

「空の中」「海の底」と並ぶ3部作の第一作にして、有川浩のデビュー作

引用:角川文庫

感想

私の大好きな有川浩先生の処女作です。図書館戦争が好きな人なら、必ずはまると思います。

この作品の魅力は、世界が崩壊していく人々が殺伐としていく中で、純で美しい年の差恋愛だと思います。

誰もが今日を生きることに必死になり、略奪や暴力が蔓延する世界です。

あなたなら、その状況で恋愛出来ますか?

真奈と秋庭のちょっとした会話が、むずがゆくも微笑ましく、互いを想いあっていることが分かります。

普段は口の悪い元自衛隊の秋庭ですが、言葉の裏には優しさがあります。

「あっ、これは私を心配してくれているんだ!」と後から分かり、嬉しくなる。こんな男性に惹かれる女性も多いんじゃないですかね??

18歳のヒロイン真奈は、感情のまま突っ走る向こう見ずな一面はありますが、優しくあどけない一面も持ち合わせています。

一度は自分を殺そうとした相手にさえ、愛情をもって最期を看取るシーンには震えました。

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脇を固める周りの人たちも個性的で魅力的です。

秋庭の昔の知り合いの入江は、物腰柔らかくても恐ろしいくらいの信念を持っています。私は特に好きなのは、ある自衛隊の夫婦です。

塩害をきっかけに結婚したのですが、その馴れ初めは読んでて思わずニヤッとするくらい素敵な恋です。

幸せな読後感でおすすめです。

好きなセリフ

「好きな人を守りたくて、守り切ったらついでに世界も救っていた。」

めちゃくちゃ好きな一文。かっこいいぞー!

口コミ

面白い…! まずこの世界観の設定に惹き込まれます!♪ 登場人物ひとりひとりにフォーカスした章・描写があり、全キャラ大好きになっちゃいます!! 全然ドロっとした恋愛系とかじゃない、温かなドキドキを味わえた♡ 自衛隊三部作と、番外編まで読もう!!

読書メーター ねの

私の大好きな有川浩さんの『自衛隊三部作』の1つ。現実世界では起こり得ない世界ですが現実とものすごくかけ離れているわけではない。遠いようで近い世界。 ベタベタの恋愛小説は好きじゃないけど有川浩さんの多からず少なからずの恋愛要素はとても好きです。

読書メーター トランペット吹き

甘々な恋愛小説を求めていて、積読の中から手に取った。自衛隊が絡み始めるまでは面白かった。有川浩さんの小説はちょくちょく読むが、図書館戦争も合わなかったので、自衛隊系はもしかしたら合わないのかも。「綺麗なだけの人間なんていない。ずっと綺麗でいられるほど自分たちは強くない。どこかで汚い部分は必ず出る」という、秋庭の言葉があった(78ページ)周りのことを気にしすぎてしんどい思いをしている人への救済の言葉だと思う。恋が力となって塩害から世界が救われた。恋は時には大きなことをやり遂げる原動力になるんだとも感じた。

読書メーター べりーさ

約10年ぶりの再読。『海の底』が好きでそればっかり繰り返し読んでたから、『塩の街』はあんまり読んでないな。こんな話だったか。全く覚えてないけど、秋庭が堂上教官とか夏木と少し被る。最近の日本だって、豪雨、地震災害等頻発しているから、突然日常が壊れてもおかしくはない状況にあると思う。当たり前だと思っていたことが本当は当たり前ではないということを頭ではわかっていても、本当に心が理解しているかは微妙なところ。感謝して、それを言葉にしないといけないな。

読書メーター 爽

是非、ご一読ください。

コメント

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