【ネタバレなし】ララピポ あらすじ・口コミ・感想

インドア

ままならない人生を過ごす6人を描いた作品にゃ。

あらすじ

みんな、しあわせなのだろうか。

「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日もあさっても」。

対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長編。

下流文学の白眉!!引用:幻冬舎文庫

感想

終始セックスの表現があるので苦手な方はおススメ出来ません、、、、

ですが官能小説ではありません。6人のままならない人生を表現する一つの要素です。

6人の登場人物が1人ずつ主人公になり物語が進みます。その中で6人が少しずつ関わりながら影響を与えていきます。

いわゆるオムニバス形式の群像小説にゃ。

”リアルさ”を感じました。描写の一つ一つが生々しいし、物語のラストが必ずしもハッピーエンドにはなっていません。

でも私たちの人生もそうですよね。何かハッピーエンド的なことが起きたとしても、人生は続いていく。人生のほとんどは何気ない日常です。

だからこそ私にはララピポの登場人物が、現実にいるように感じられてならないのです。そんな小説も良いものです。

私は第5話の52歳の官能作家の話がお気に入りです。官能作家としては成功しているが、本人としては世間に胸を張れる仕事とは思っていない。

本当は書きたい純文学作品を執筆するものの、若い編集者には相手にもされず、自身の家族にも相手にされない。

色々とあった末に、他の人から見れば失敗人生に見えるかもしれないが、最後には少しの救いがある。

何と表現して良いのか分かりませんが、何が幸せかは本人にしか分からないなと感じました。

好きなセリフ

「深刻なことを深刻に論じたところで、誰も救われた試しはないんですよ」

作中の言葉ですないですが、作家の奥田英郎先生の言葉です。

口コミ

オーディオ。 ハッピーとはいかない物語 実際、現実にはキレイでないところや、やりきれないことも多い。 そんな部分に目を向けさせてくれる小説

読書メーター suzuki s

性を売り買いする、地位・経済面、知性・教養面、或いは協調性等で問題を持つ人たちを、デイジーチェーン的に描いた小説。どこまで行っても救われない主人公達を暗くならない喜劇的に描いている。 満足度:3.9

読書メーター yama

恥ずかしながら、官能小説と同じ雰囲気で読み切ってしまった。結構よかったよ、ホント。後味もいい。これぞ娯楽小説だね。もろ手を振って人に勧められるかと言えばノーになるけれど

読書メーター 青海老

「下流文学の白眉」・・・!!まさにこの言葉に尽きます!笑 下品なエロとグロが横溢するどうしようもない小説ですが、ちょっととぼけた奥田英朗節は健在でニヤリとしてしまう部分もあります。なかなか人にオススメできませんが、社会の最下層を生きる人たちのえげつないブラックユーモアを読んでみたい方は手に取ってみてください。

読書メーター 瑠衣

是非、ご一読ください。

コメント

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