【ネタバレなし】夜は短し歩けよ乙女 あらすじ・感想・口コミ

インドア

「夜は短し歩けよ乙女」という青春恋愛ファンタジー小説を紹介するにゃ。森見登美彦先生の唯一無二の日本語がなんともオモチロイにゃ。

あらすじ

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。

けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する”偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。

そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。

山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

感想

はちゃめちゃな青春恋愛ファンタジーで、ユーモア100%の作品になっています。

女性に不慣れな(ストレートに言うと童貞感満載な)先輩が、迂回して脱線して遠回りしながら不器用に黒髪の乙女に恋をしています。

そのど阿呆ぶりがオモチロク愛すべき男で魅力的です。

皆さんも青春を拗らせていたこともあるのではないでしょうか。

好きな人を追いかけていつの間にかストーカー的になったり、、好きな人との会話を妄想したり、、いざ話した時には焦って訳の分からないことを口走ってしまったり、、

一方ヒロインの黒髪の乙女は、好奇心に任せて突っ走っていきます

夜の先斗町、下鴨神社の古本市などなど縦横無尽の活躍でその日の主役を知らず知らずのうちにかっさらっていきます。

大胆で突拍子もない彼女から目が離せなくなると思います。

物語は先輩視点と黒髪の乙女視点が交互に入れ替わりながら進んでいきます。

同じ出来事も先輩目線と黒髪の乙女目線では見える景色も変わってきます。

また登場人物が個性的で魅力たっぷりです。夜の街でただ酒を飲み歩く人もいれば、ふわりと空を飛ぶ天狗的男や、一目惚れをきっかけにパンツを履き替えなくなったパンツ総番長などなど、オモチロイ作品です。

好きなセリフ

「よろしいですか。女たるもののべつまくなし鉄拳をふるってはいけません。けれどもこの広い世の中、聖人君子などはほんの一握り、残るは腐れ外道かど阿呆か、そうでなければ腐れ外道かつど阿呆です。ですから、ふるいたくない鉄拳を敢えてふるわねばならぬ時もある。そんなときは私の教えたおともだちパンチをお使いなさい。堅く握った拳には愛がないけれども、おともだちパンチには愛がある。愛に満ちたおともだちパンチを駆使して優雅に世を渡ってこそ、美しく調和のある人生が開けるのです」

おともだちパンチとは、親指を他の四本の指でくるみ込むように握った招き猫の手のような愛らしさを湛えたパンチのことだにゃ。森見登美彦節が溢れた文章で、オモチロオカシイにゃ。

口コミ

しばらく積んでいましたがとうとう読了。恋愛ファンタジーの名作とのことで、それはそれは摩訶不思議な世界観でした。大学の同じサークルに所属する黒髪の乙女と彼女を追う先輩が交互に語り手となり、愉快な周辺人物と共に物語は進行します。大学生特有の自由な空気感と何でもアリのファンタジーはぴったりマッチするのかもしれません。奇跡起こりまくりの騒がしくてちょっぴりロマンチックな物語でした。

読書メーター Lei

映画を観たので再読。何の引っ掛かりもなく流れるような文体が心地よい。そして一貫して面白い。 パンツ総番長と紀子さんの恋は記憶していた以上に素敵な純愛だった。映画で設定変更されたのは、このふたりの恋まで入れると詰め込みすぎになるからだろうか…映画で見たかった気もする。映画のおかげで読んでいてすんなり映像化でき、黒髪の乙女の可愛さや先輩の奮闘っぷりを堪能できた。

読書メーター びーな

久しぶりの再読。読むたびににやにやして、元気になれるお話です。

読書メーター あるぱか

主人公の女の子が可愛すぎた。 また出てくるキャラクターがみんな面白くて独特ですごくよかった。

読書メーター ちょこ

是非、ご一読ください。

コメント

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